最近SSDをウチのPCに導入しまして、そのときに使った方法を紹介してみます。
せっかくSSDを導入したので、ROのインストール場所もSSDに移して高速起動したいなーとか思いますよね!
しかし、インストール場所をSSDへ移動するには、一度ROをアンインストールしてから、SSDへと再インストールしなければなりません。ROのセットアップファイルなんてどこに行ったかわからないし、公式からあの1ギガバイト以上あるファイルを落としてくるのもめんどくさいし・・・と、案外めんどくさいものですw
そこで、元のインストール場所から丸々SSDにコピーしてしまおうというのが、基本的なポイントなんですが、ただコピーするだけではうまくいきません。
なぜかというと、ショートカットの参照先や、レジストリ(Windowsのシステム情報)の中身は古い場所を指したままになっているからです。
もちろん、これらを書き換えてもいいのですが、もっとスマートな解決方法がありますw
SSDにROを移動してしまっても、元の場所にまだファイルがあるかのように見せればいいのです。
これには、WindowsVista、Windows7から追加されたジャンクションを使います。(※WindowsXPでは使えません。)
ジャンクションとは、ファイルやフォルダに対して別名を付ける機能です。デスクトップにファイルがあるように見えるし、普通に読み書きもできるけど、実はマイドキュメントの中のファイルが読み書きされている・・・とそんなことができます。
これを利用して、SSDにコピーしてしまったROのフォルダに元の場所と同じ別名を付けることで、SSDへ移動してしまったけれど実質移動していないのと同じことになるのです。ショートカットの書き換えなども必要ありません。
やり方は以下のとおり。
- まず、ROのフォルダをSSDへコピーします。
ここではROのインストールフォルダをc:\Program Files (x86)\Gravity\RagnarokOnline
とします。(デフォルトのインストール先)
また、SSDのドライブをS:\
とします。
これはもう、GravityフォルダをSSDの中にガバッ!と入れちゃってください。
こんな感じになればOKです。 - 元々あったROのフォルダを名前変更しておきます。
「Gravity」→「Gravity-old」とかに変えてください。 - スタートメニューから「アクセサリ」→「コマンドプロンプト」をさがします。
- コマンドプロンプトの上で右クリックをして「管理者として実行」を選びます。
(Program filesの下などにインストールしている場合、管理者として実行を選ぶ必要があります。 - コマンドプロンプトで以下のコマンドを打ちます。
mklink /J "C:\Program Files (x86)\Gravity" S:\Gravity
コマンドの書式
mklink /J "別名" "リンク先"
- ちゃんとリンクができているか確認します。
エクスプローラーで
C:\Program Files (x86)\Gravity
を確認したときに、一見ショートカットのようなアイコンになっていれば成功です。
いかがでしょうか。うまくいきましたでしょうか!
ジャンクションは、色々と応用できますので使い方を覚えておくと便利かもしれません。